前回のニュースレターでは、効果的なコスト管理の基盤となる「数字を把握すること」の重要性についてお話ししました。しかし、多くの組織にとって、その考えを実践に移すことは大きな課題となっています。その最大の障壁の一つは、データを分析し、有用で具体的な知見へと変換できるような、実用的な形式に整えることそのものです。
私の経験上、最も価値のあるデータは往々にして請求書から得られます。請求書には、購入内容の詳細な説明や品目番号、そしてコスト分析において極めて貴重な取引レベルの情報が含まれています。しかし、問題があります。こうしたデータのほとんどは、PDFファイルの中に閉じ込められているのです。
多くのクライアント様の場合、これは私が主に四半期ごとに、山積みのPDF請求書から定期的にデータを収集・抽出していることを意味します。
支出の概況を把握しようとする新規プロジェクトでは、何千通ものPDF形式の請求書を、統合されたデジタル形式に変換する必要が生じることがよくあります。
理想的とは言えませんが、最も実用的な知見は往々にしてそこにあります。発注書(PO)のデータも参考になりますが、不完全だったり欠落していたりすることが多く、活用するにはかなりの前処理が必要になるのが一般的です。
どこから始めればいい?まずは取引先から始めましょう
どこから手をつければよいか迷う場合は、まず取引量の多い主要なサプライヤーから始めてみましょう。多くのサプライヤーでは、取引履歴をExcelやCSV形式で一括ダウンロードできるサービスを提供しており、これは非常に便利です。小規模なサプライヤーの場合は、そのようなオプションがないかもしれませんが、一度問い合わせてみる価値は十分にあります。実際に尋ねてみると、彼らが提供できるサービスに驚くかもしれません。
とはいえ、私が携わるプロジェクトの約90%では、結局のところPDF形式の請求書データに戻らざるを得ませんでした。初期段階では手間がかかりますが、長い目で見ればその努力は十分に報われるものです。
画期的なツール:Docparser
数年前、私も同じ問題に直面しました。山積みのPDF請求書があり、そこからデータを抽出する簡単な方法がなかったのです。海外への業務委託も試みましたが、結局、時間を節約できた分よりも、結果の修正に費やす時間の方が長くなってしまうことが多かったのです。
そんな時、同僚から「Docparser」を試してみてはどうかと勧められました。これはPDF(やその他の形式)から構造化データを抽出するツールです。決して完璧というわけではありませんが、非常に強力です。特に電子PDFやレイアウトが統一された請求書の場合には威力を発揮します。何より素晴らしいのは、サポートチームの対応が迅速で親切なことです。私の場合、たいてい翌朝には返信が届きます。
特定のクライアント向けのルールを設定すれば、あとは書類をアップロードするだけで、5分以内にデータ抽出が完了します。一度設定すれば、300~400件の請求書をわずか数分で処理できます。私にとっては生産性が飛躍的に向上しましたし、大量の書類から特定のデータを抽出する必要がある人にとっては、まさに画期的なツールです。
お手伝いが必要ですか?ぜひご相談ください
データがPDFファイルの中に閉じ込められてしまっている、あるいはどこから手をつければいいかわからないという方は、決してあなただけではありません。そして、それで終わりというわけではありません。役立つツールや方法があります。ご自身で取り組みたい方も、サポートを受けたい方も、いつでもお気軽にご相談ください。喜んでお話ししたり、実際に手を動かして、最初のステップを踏み出すお手伝いをさせていただきます。

グラント・モロー
プリンシパル・コンサルタント
+61 415 203 575




























































































